悪趣味変態なサイト

私の定義では悪趣味変態なサイトの悪趣味変態とはコンテンツの内容ではなくサイトのデザインです。決してエロサイトや鬼畜、カルトサイトを批判してるわけではありません。
ある技術系メーリングリストで話題になっていたのが私の言うこの悪趣味変態サイトの一つを知った原因です。
アドレス↓
http://www.geocities.jp/taoplan21/
さて、皆さん正常に表示されていますか?正常に表示された方はおそらくWindows系OSでIE6.0系でJavaScriptスタイルシートがONで、なおかつフォントサイズが中の方でしょう。(JavaScriptスタイルシートIEのデフォルトの設定ではON、フォントサイズもデフォルトでは中。)
正常に見えてしまった方は何が悪趣味変態か試すためにフォントサイズを変更してみましょう。
IEのメニューバーの「表示」→「フォントサイズ」を「中」以外に変えてみましょう。どうでしょう?字が重なったり表示がぐちゃぐちゃになります。MacIEではこの設定でも表示がグッチャグッチャになるそうです。IE以外のブラウザ(OperaMozillaNetscape など)では論外です。
Unix系のOSのNetscape上での表示結果↓
http://m-saki.dyndns.org:8888/~mizutani/tmp/html/s1.png
http://m-saki.dyndns.org:8888/~mizutani/tmp/html/s2.png

どうやらこのページの観覧対象は
Windows系OSでIE6.0系でJavaScriptスタイルシートがONで、なおかつフォントサイズが中」
の方のようです。他の環境では「あまりに醜くて読めたもんじゃない」。
Webとは不特定多数の方が見るものです。このページの表示方法の問題を指摘したメールのやり取りがメーリングリストで晒されていましたが、このページの作者の主張は「見るほうの環境に問題がある。私は正常に見えている。」と観覧者側に問題があると指摘して、指摘されたことに逆ギレしたのか「ネチケットは守りましょう」と捨て台詞が。
自分の作ったものの欠点や言動の間違いを指摘されただけで「ネチケット違反だ」と騒ぐ人の数は尽きませんね。

Webを見る人は「Windows系OSでIE6.0系でJavaScriptスタイルシートがONで、なおかつフォントサイズが中」であるとは限らず、逆にこの環境である人は少数派だと思います。
老眼の人はフォントサイズが「大」かもしれないし画面を有効に使いたい人はフォントサイズが「小」かもしれない。IEはセキュリティーが不安、多数派は嫌い、MSが嫌いというかたはIEでもなくてWindowsでもないかもしれない。JavaScriptは普段OFFだという人も少なくないでしょう。
環境依存のWebは悪趣味で変態です。


以下のサイトに事件当事者の詳しいやりとりが公開されています。
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/front/note/note20.html
メールの内容を読んでみると酷いですね。相手の顔が直接見えないとここまで下品になるのでしょうか?(問題のサイトの管理者)